企業年金、株から債券へ [日経新聞]
- 日立製作所やNTTなど主要企業の年金が、株式での運用を減らす一方で、債券などへの配分を増やしている。将来への給付に必要な資産が不足する中、価格変動リスクを避ける狙いだ。
- 日立は2012年3月期に、年金資金に占める株式の割合を1年前の9%から7%に下げ、日本国債など公債を9%から12%に高めた。ソニーやトヨタ自動車も国債を増やした。東芝は、安定した利回りが得られる生命保険の一般勘定への投資比率を3%から5%にした。
- 今回の動きは、運用不振が財務悪化に直結するように企業会計基準が変更されたことも背景にある。ただ、必要な利回りに届かない状態が続くと、企業の負担拡大や給付削減などにつながる可能性もある。
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