穀物輸入、価格変動を回避 [日経新聞]
- 日本の穀物調達は北米に偏ってきたが、干ばつによる相場高騰や調達リスクを回避するため、大手商社は独自の調達網を構築する。
- 伊藤忠商事は、アフリカのモザンビークで食用大豆の生産を現地農家などに委託し、早ければ2014年に収穫した大豆を日本の食品メーカー向けに輸入する。食品メーカーには既にサンプル品を出荷し、品質検査を進めている。基準に合致した品種が見つかり次第量産に入る予定だ。丸紅は、ブラジルでの大豆の集荷を増やす。豊田通商もブラジルでの調達を増やす。
- 現在の日本の食用大豆の輸入量は年間70万トンであり、9割を北米に依存する。伊藤忠商事は、2022年以降に年間10万トンをモザンビークから輸入することを目指す。これは日本の輸入量の14%に相当し、大豆調達先に分散化に寄与しそうだ。
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