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先進ドイツから脱原発の知恵 [東京新聞]

  • 在独30年のプロ通訳士として、政府や経済界の要人の言葉を伝えてきた高田知行さんは今、脱原発の活動家として日独を往来する。東京電力福島第1原発事故に、故郷の危機を感じた。「今、原発を止めなければ、日本のすべてが失われてしまう」。ドイツで「アトムフリー・ヤーパン」を立ち上げ、中部電力浜岡原発の停止を求める600人分の署名を静岡県庁に届けた。
  • ドイツは連邦制で、各州の独立性が高い。エネルギー体制も地域分散型で、自治体や市民が取り組む風力や太陽光などの再生可能エネルギーは昨年、全発電量の2割を占めた。対する日本は中央集権体制の下、一極集中で経済成長にひた走り、都市も地方も画一化が進み、ゆがんだ。「原発事故の前から日本は壊れていた」と高田さんは言う。
  • 3.11後、日本でも自治体がエネルギーの自立を目指し始めている。生活の根幹であるエネルギーを地域に取り戻すことは、市民の手に民主主義を取り戻すことでもある。高田さんがドイツに渡った30年前、議会の外で市民がものを言い、主権者として変革の力を生み出した。官邸前で、原発再稼働に反対する抗議運動に参加する人々の姿が、当時のドイツと重なる。硬直化した社会を変えるチャンスが目の前にある。
 

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