大卒23%「安定職」なし [毎日新聞]
- 今春の大学卒業者約56万人のうち、約23%にあたる12万8000人余りが、安定した職に就いていないことが判明した。文部科学省が27日に公表した学校基本調査による。
- 雇用期間に1年以上の定めのある「非正規雇用」に該当する学生が2万1990人、アルバイトなどの「一時的な仕事」に就いた学生が1万9596人おり、これに「進学も就職もしていない」8万6638人を加えた12万8224人が、安定した仕事に就いていない。正社員など雇用期間の定めのない「正規雇用」に就いた学生は、60%にあたる33万5295人(60.0%)だった。他に、大学院などへの進学が7万6884人(13.8%)、不詳・死亡が9811人(1.8%)などとなっている。
- 文科省は、「リーマンショックで落ち込んだ就職率は回復傾向にあるが、本人が望まぬ雇用形態で就職せざるを得ない状況は課題」としている。また、東京電力福島第1原発事故が発生した福島県では、小学生が5104人減少し、少子化傾向による例年の2000人前後の減少を大幅に上回った。
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