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安全装置、ベント妨げる [東京新聞]

  • 東京電力福島第1原発事故で、配管の途中にある安全装置の設計問題でベント(排気)が妨げられ、早い段階での原子炉への注水が遅れる原因となったことが判明した。東電の社内テレビ会議映像から分かった。放射能を閉じ込めるための安全装置が、逆に事故を深刻化させた。
  • 事故では、2号、3号機とも高圧で注水する装置が使えなくなり、消防車で注水しようとしたが、原子炉(圧力容器)の圧力が高く難航した。ベント(排気)配管の途中に設置されている「ラプチャーディスク(破裂版)」がベントの障害となった。ベントの設計圧力が高すぎ、なかなかディスクが破れず、対応が遅れた。その間にも核燃料が過熱していく悪循環を起こした。
  • 東電の宮田原子力グループマネジャーは「ベントしたいと思った時にできなかったことが最もつらい状況だった」と振り返る。経産省原子力安全・保安院は、事故の反省を踏まえ、ディスクがベントの妨げにならないよう見直すべきだとの考えで、原子力規制委員会に対応を引き継ぐ見通しだ。
 

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