尖閣、都が洋上調査 [朝日新聞]
- 尖閣諸島の購入を目指す東京都が2日、洋上から現地調査を実施した。都職員、不動産鑑定士、学者ら25名からなる調査団が、チャーターした海難救助船で、魚釣島に到着した。小型船やゴムボートに分乗し、海岸線や陸地を目視し、動植物の生態調査、海水採取、および大気測定を行った。北小島と南小島も調査し、石原都知事が主張する漁船の避難場所の設置の可否を探るため、入江を調査した。水深が約3メートルであることも確認した。
- 都は、土地購入の際に価格を決めるために現地調査を原則としている。10月末までに不動産鑑定を終え、11月に購入価格を決定し、12月の都議会で購入予算案の提案を目指す。
- 一方、野田政権は、地権者に3島の購入金額として約20億円を提示し、交渉は大詰めを迎えている。「野田政権のうちに国有化する」と閣僚の一人は語り、早期の国有化に踏み切りたい考えだ。石原都知事が国有化の条件とする漁船の避難港設置には応じない方針だ。
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