主力企業、金融が収益源 [日経新聞]
- 金融事業を展開する主力企業40社では、2011年度の営業利益に占める金融の比率が27%に達した。2007年度の7%から大幅に増えた。自社製品の販売促進など、本業を補うものとして戦略的に強化してきた成果の表れだ。
- トヨタ自動車は、自動車ローンで約3000億円の営業利益を上げ、営業利益全体の約3割を占めた。イオンは、電子マネー「WAON」の利用拡大や住宅ローンの伸びにより営業利益の13%を金融事業が占めた。セブン&アイ・ホールディングスも、コンビニ店舗に設置するATMの利用が増加する等で、営業利益の約11%が金融事業となった。
- 円高や世界景気の変調で、業績の先行きが不透明で下振れ懸念も出る中、貸出金などの残高に応じて一定の金利収入が稼げる金融事業が、企業の収益構造の中で存在感が増している。
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