「オスプレイ、国内で懸念」 [朝日新聞]
- 野田首相は8日、ウラジオストクでクリントン米国務長官と会談した。沖縄に配備が予定されている新型輸送機オスプレイについて、「日本国内で安全性への大きな懸念が寄せられている」と伝え、日本での運用前に日本政府として安全確認する必要性を強調した。これに対してクリントン長官は、安全性に自信があるとして、情報提供など日本に協力していく考えを明らかにした。
- 一方、クリントン長官は、野田政権の脱原発政策について「米国も関心を持っている」と表明した。野田首相は「原発ゼロ」を含む新エネルギー戦略を近くまとめることを説明した。両氏は「原子力政策は日米関係にも重要だ」として、日米間で緊密な意見交換が必要との認識で一致した。
- 竹島の領有権問題では、野田首相が国際司法裁判所(ICJ)への提訴の向けた経緯を説明。両氏は尖閣諸島問題でも意見交換し、中国や北朝鮮への対応を念頭に、日米韓の連携が重要との認識で一致した。
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