谷垣氏、朝の強気から一転 [朝日新聞]
- 自民党の谷垣禎一総裁が10日、総裁選への立候補を断念した。記者会見で「たくさんの方が出ると、自民党の路線が分からなくなる。特に執行部から2人出るとよくない」と断念理由を語った。
- 「論理的分析なんてしない。まさに瞬時の判断だ。冬山で、この壁を登ろうかどうかというのは瞬時の判断になる」と、登山家の谷垣氏は周囲に漏らした。10日朝まで谷垣氏は意気盛んだった。ただ、有力候補の乱立で再選の可能性は低いことは分かっていた。
- 執行部も石原氏支持に傾き、孤立感を深めていた。よすがは野田首相で、「近いうち」の衆院解散の言葉を頼りにしていたが、首相は来年度予算案編成に意欲を見せ、12月のロシア訪問を打ち出した。志半ばで谷垣氏は総裁選レースから姿を消す。
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