予備試験組7割合格 [讀賣新聞]
- 今年の司法試験の合格者は2102人(前年比+1.9%の39人増)で、法科大学院修了生が24.6%であったのに対し、法科大学院を修了しなくても受験資格が得られる予備試験を通った受験生が68.2%であった。法務省の司法試験委員会が11日に発表した。
- 予備試験は、法科大学院終了と同程度知識や応用力があるかどうかを判定する試験で、昨年度の合格率は1.8%だ。法科大学院に通う資力がない人や、働きながら合格を目指す人のための例外的な制度で、極めて高いハードルが課せられている。
- 構想段階で7~8割の合格率を想定していた法科大学院に対して、一層の失望感が広がる可能性がある。”試験漬け”でない教育で多様な人材を法曹に送り込もうとした法科大学院の窮状により、異常な過当競争だった旧司法試験に逆戻りしかねない。
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