声よ届け、人間の鎖再び [東京新聞]
- 今月11日、東京・霞が関の経済産業省の敷地の一角に、脱原発を訴える人々のテント村が現れて1年となった。東京電力福島1原発事故から半年の節目となった昨年の9月11日に、群衆が経産省を取り囲んだ抗議行動に合わせ、市民団体がテントを設置したのがきっかけだった。
- 東日本大震災と原発事故から1年半となった11日夜、約700人が手をつなぎ、「人間の鎖」で経産省の建物を取り囲み、原子力規制委員会の人事などに反対の声を上げた。テント村の代表の淵上太郎さんは「日本の原子力政策が変わるまで、私たちはこれからも頑張る」と強調した。
- 経産省は「国有地の不法占拠だ」として自主退去を求めている。しかし関西電力大飯原発の再稼働問題を契機に首相官邸前のデモが盛んになり、その道中にあるテントに立ち寄る人は増えるばかり。原発反対の声の高まりと共に存在感を増しており、全国から訪れた人が語り合う場ともなっている。
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