人生の達人の極意 [東京新聞]
- 明治から大正に時代が変わった1912年に生まれた方々が、100歳になる。「百寿者」と呼ばれる100歳以上の超高齢者は全国で5万人を突破するが、その仲間入りをするのは、2度の世界大戦や関東大震災を乗り越えてきた人々だ。今日は敬老に日。
- 東京都江戸川区の田辺哲子さんは、大正元年9月生まれ。名刺には自治会長に婦人会長―数えきれない肩書きが並ぶ。婦人会長は61年、自治会長も37年続ける。「地域の仕事が気持ちのハリになっている。生きがいは仕事で間違いないでしょう」と田辺さんの長女は語る。
- 神奈川県藤沢市の福井福太郎さんは、今年5月に100歳になった。東京・神田の宝くじ委託販売会社まで、毎日約1時間かけて通勤する。主な仕事は対外トラブルに処理だ。同僚社員は「100歳で毎日、出勤するだけでも驚き。通い続けることが健康につながっているのでは」と語る。
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