3党合意、破棄は1人 [東京新聞]
- 民主党、自民党、公明党は、3党合意で、消費増税法を成立させた。ただ、増税は最終的には来年秋ごろに閣議で決定される見通しだ。「次の首相」が、消費増税の最終決定権を握る。3党合意について、民主党の代表選候補者と自民党の総裁選候補者、計9人のうち、真っ向から反対するのは、民主党・原口氏。民主党代表に選ばれれば、破棄する考えだ。
- 他の8人の候補は、3党合意を認めるが、温度差がある。民主党の野田氏、自民党の町村氏、石原氏、林氏は「堅持」。一方、民主党の赤松氏、鹿野氏と自民党の安倍氏、石破氏は、「条件付き容認」だ。自民党の安倍氏と石破氏は、努力目標の「景気条項」を厳格にとらえ、デフレが続いたり、税収が見込める状況でなければ、増税を見送る考えだ。民主党の赤松氏と鹿野氏は、低所得者対策として、生活必需品などを対象とした軽減税率の導入を提唱している。
- 消費増税法成立前は、国会議員の定数削減などの「身を削る改革」の必要性が語られてきたが、9候補による「身を削る改革」の論調は低調だ。私たちの1票が、「次の首相」を決める。
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