消えた原発凍結宣言 ~レベル7 (2) [東京新聞]
- 2001年に東京電力は、原発を含めた発電所の新設を3~5年先送りするつもりだった。電力需要を読み誤り、供給力過多の傾向になっていたところに、2000年からの電力の一部自由化で初めて価格競争にさらされ、コスト削減も迫られていたためだ。
- 出力100万キロワットの原発の建設費は3~4千億円と火力発電の2倍となる。原油価格の安かった当時は、原発を見送る方がコスト削減効果は高かった。
- 2001年2月8日に、東電は「(原発を含めた)新たな発電所の建設計画を凍結する」と発表した。原発は「国策民営」と呼ばれ、経産省と電力会社が二人三脚で進めてきた。原発を凍結したいという東電の意向に通産省は驚き反発。翌日の東電による記者会見で「原発は予定通り進めていく」と明言し、「凍結」は撤回された。
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