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個人情報の闇市場拡大 [朝日新聞]

  • 愛知県警が、個人情報を闇市場で売る「個人情報ビジネス」に関与した探偵、携帯電話販売員、警察官、司法書士ら計30人を逮捕した。盗み出していたのは、携帯電話の顧客情報、住所・家族構成などの戸籍情報、車の所有者情報、職歴情報、信用情報など。
  • 「個人情報ビジネス」の仕組みは以下の通り。①全国の依頼者⇒②愛知の情報屋⇒③各地域の探偵ら⇒④行政書士・司法書士(戸籍情報の提供)、貸金業者(信用情報の提供)、労働局職員(職歴情報)、ソフトバンク店長・ドコモ従業員・au店員(携帯電話の顧客情報提供)、警察官・運輸支局職員(車の使用者情報)。④の情報提供者は、1件当り2千円~1万円(または月額20~30万円)の報酬を得ていた。
  • ある探偵は「役所や企業が情報管理を徹底するほど、個人情報の価格は上がり、情報提供者の仕事も増える」と語る。情報のネットワーク化により利便性が高まった反面、漏洩リスクが高まっている面もある。誰もが「個人情報ビジネス」の標的になり、被害者になりかねない。
 

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