ビートルズにHELP! [東京新聞]
- 世界中を心酔させたザ・ビートルズが10月5日でレコードデビューから50年となる。数々のヒット曲の魅力だけでなく、そこに表現されたメンバーの生き方が、大学や市民講座で草の根的に受け継がれている。
- 「人間愛こそビートルズの精神」と山口大学の福屋利信教授(大衆文化研究)は、市民講座で熱く語る。貧しい労働者階級から出た4人組が、階層や国境、人種を超える人間愛を音楽や生き方に刻み、夢を実現させていった。「君が受け取る愛は君がもたらす愛とイコールになる」(「ジ・エンド」の歌詞)は、ビートルズの「人間愛」の凝縮、と福屋さん。
- 英語教科書に日本で初めてビートルズの活躍を取り入れた成城大学の中村敬名誉教授は、ビートルズの曲の歌詞には英国で親しまれている伝承童謡などが下敷きになっている、と指摘。作詞家の岡本おさみさんは、「ビートルズはロマンチックでポップでさわやか。歌詞の裏に深い意味が込められていても、ポップに仕上げていた。生き方のフットワークも軽かった」と語る。
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