政権、見えぬ機能強化 [朝日新聞]
- 1日に正式発足した第3次野田内閣について、野田首相は内閣改造の目的を「機能強化」と説明した。だが実際は、衆院の過半数割れを回避するための内向き人事であり、山積する課題を前に、機能強化の実態は見えてこない。
- エネルギー政策では、「2030年代原発ゼロ」と、原発再稼働や「核燃料サイクル政策」の継続、という矛盾は続くとみられる。枝野氏と共に、「原発ゼロ」を革新的エネルギー・環境戦略に明記させた古川国家戦略相は、内閣を離れた。毎週のように福島に通い、地元の信頼を築いてきた細野環境相兼原発相を引き継ぐ長浜氏は、信頼関係づくりを一から始める。
- 新エネルギー政策以外にも、特例公債法案などの重要法案を処理し、社会保障制度の改革を推進する上で、早期解散を求める自民党との接点は容易に見いだせていない。
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