解散巡り攻防再び [日経新聞]
- 1日に第3次野田内閣が正式発足した。過去2度の改造は、問責決議を受けた閣僚を交代させる受け身の人事だったが、今回は野田首相が代表選で再選されたことを受けた本格的な改造であり、挙党体制で政権浮揚を目指すものとなっている。
- 野田首相は、差し迫った課題として赤字国債発行法案などの処理を挙げる。参院で与党が過半数割れをする中、自民、公明両党の協力が欠かせないが、衆院解散時期を巡り攻防が予想される。
- 自民党の安倍総裁は、「近いうちに解散」の約束を確認したいとするが、野田首相は解散時期の確約に慎重姿勢を崩していない。このため、臨時国会の召集がずれ込み、重要法案の処理が遅れる懸念もある。
コメント 0