福島健康調査で秘密会 [毎日新聞]
- 福島県は、東京電力福島第1原発事故を受けて実施中の健康管理調査について、委員らを事前に集め秘密裏に「準備会」を開いていたことが判明した。調査結果に対する見解をすりあわせ、「がん発生と原発事故に因果関係はない」ことなどを共通認識とした上で、本会合の検討委でのやりとりを事前に打ち合わせていた。
- 関係者によると、事務局を務める県保健福祉部の担当者が非公開の準備会を開催し、配布した資料は回収し、議事録も残さず、準備会の存在を外部に漏らさないようにと口止めもしていた。9月11日に開催された第8回検討委の直前にも準備会を開き、子供の甲状腺がんが初めて確認された事例は、原発事故と因果関係はない、などの見解を確認していた。
- 毎日新聞の取材に対し、県保健福祉部の担当者は準備会の存在を認め、「あらかじめ意見を聞き本会合をスムーズに進めたかった。秘密会合と言われても否定できず、反省している。(今後は)開催しない」と回答した。
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