カローラ全量現地生産 [日経新聞]
- トヨタ自動車は、為替相場に左右されない生産体制の構築するため、主力車種「カローラ」の輸出車をすべて、現地生産に切り替える検討を始めた。長引く円高で、海外生産を増やす流れは、今後も続くとみられる。
- カローラは、トヨタの海外販売を支える主力車種で、日本からの輸出台数は年間20万台超で推移していたが、昨秋の米ミシシッピ工場の稼働で、国内生産分は7万台程度となっている。円高などで1台当りの採算性が数万から数十万円悪化しているため、2014年にも原則全量を現地生産に切り替える。
- トヨタは今後3年間で21車種のハイブリッド車(HV)を投入する。HVで国内生産を維持し、高級車「レクサス」も大半を国内で生産する。高い技術が必要な最先端車種で国内生産とすることで、豊田章男社長が掲げる「国内生産300万台」の方針を堅持する。
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