山中教授ノーベル賞 [東京新聞]
- スウェーデンのカロリンスカ研究所は8日、京都大学の山中伸弥教授にノーベル医学生理学賞を贈ると発表した。英国のジョン・ガードン博士との共同受賞となる。日本のノーベル賞受賞は19人目。医学賞では、1987年の利根川進氏以来、25年ぶりで2人目。
- 授賞理由は、「成熟した細胞を、多能性を持つ状態に初期化できることの発見」。山中教授は2006年、マウスの皮膚細胞に4つの遺伝子を入れると、体のどんな細胞にも変化させられる多能性幹細胞に変わると発表し、iPS細胞と命名した。iPS細胞は、倫理的問題のない形で再生医療に応用可能で、新薬の開発や難病の原因解明などにも役立つ。
- 授賞式は12月10日、ストックホルムで開かれ、賞金800万スウェーデン・クローナ(約9800万円)が、両氏に半分ずつ贈られる。
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