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米携帯3位買収を検討 [毎日新聞]

  • ソフトバンクは、米携帯電話3位の「スプリント・ネクステル」を買収する方向で検討に入った。株式公開買い付け(TOB)により、発行済み株式の少なくとも3分の2以上の取得を目指す方向であり、投資額は1兆円を超え、2兆円近くに上る可能性もある。
  • スプリント・ネクステルは、2005年にスプリント社とネクステル社が合併し誕生。契約数は約5600万件で、米国内全域でサービスを展開している。競争激化と、最新の高速通信規格「LTE」の投資負担などで、赤字経営が続く。3大携帯通信会社の一角ながら、「AT&T」「ベライゾン・ワイヤレス」に大きく引き離され、抜本的な経営改善が求めれている。
  • 国内契約数3位のソフトバンクは、スプリント買収が実現すれば、系列契約数は9000万件に達し、NTTドコモ(約6100万件)、KDDI(約3600万件)を上回り、米国1、2位の「AT&T」「ベライゾン・ワイヤレス」の各約1億件に迫る。スプリント社は、ソフトバンクとの交渉を認めるが、「合意に達する保証はない」とのコメントを発表。ソフトバンクの買収発表により株価が急上昇すれば、3分の2の獲得が難しくなる可能性もある。
 

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