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国会所有財産手付かず [東京新聞]

  • 都心の一等地などにあり、利用が限られている国会所管の国有財産の処分が進んでいない。東日本大震災後には、復興財源の一部にするという考えも示されたが、放置されたままだ。
  • 売却されず放置されたままの衆参両院の所管財産は、以下の通り。▽衆院:「事務局分室(旧衆院事務総長公邸)=台帳簿価20億円」「法制局分室(旧衆院法制局長公邸)=同7億円」、▽参院:「速記者養成所=同14億円」「五反田分室=同10億円」「青梅橋寮=同4.9億円」「旧参院法制局長公邸=同3.7億円」「一番町職員宿舎=同2億円」―。
  • 国会改革問題に取り組む民主党の花崎衆院議員は、「施設はほとんど利用されていない。管理人として国会職員OBに人件費も払っている。放置は国民の理解を得られない」と批判する。消費増税で国民に負担増を求める一方で、足元の無駄の削減には甘い政府の対応の象徴だ。
 

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