『ごみ屋敷』解消、支援条例制定へ [東京新聞]
- 東京都足立区は、自宅にごみを溜め込む「ごみ屋敷」の解消のため、家主が撤去費用を支払えない場合に区が負担するなどの支援策を盛り込んだ条例を制定する。ごみを強制撤去し、その費用を家主に請求する条例は、杉並区、大田区、荒川区が制定しているが、費用の支援を含む条例は都内で初。全国的にも珍しい。
- 足立区は、路上にあふれたごみや、伸びた庭木の枝などの苦情が昨年度1200件あった。このうち83ヵ所で現場確認をしたが、57ヵ所が未解決だった。高齢による体力の衰えや認知症の問題があったり、職員が訪問しても居留守を使われることが理由。足立区は、強制撤去しても、再びごみが増え始める可能性があり、解決には不十分と判断した。
- 片付けに同意した人には、医療機関の紹介や、撤去費用を払えない場合には、上限100万円程度を区が払う内容を条例に盛り込む。こうした支援策に加え、指導や勧告に従わない場合は、強制撤去も可能にする。条例は、24日の区議会で可決される見込みで、来年1月の施行を目指す。
2012-10-23 12:38
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