拡散予測、6原発で誤り [東京新聞]
- 原子力規制委員会は、24日に公表した原発の重大事故の際の放射性物質拡散予測マップに誤りがあった、と発表した。誤りがあったのは、日本原子力発電東海第2、同社敦賀、東京電力柏崎刈羽、北陸電力志賀、九州電力玄界、同社川内の6原発。
- 予測マップは、16方位ごとに国際的な避難基準とされる「1週間の積算被曝線量が100ミリシーベルト」に達するのは、原発から何キロ離れた地点かを計算した。4つのケースで、予測結果の方位が少しずつずれていた。東海第2の場合、全体が反時計回りに22.5度ずれていた。玄海と川内では、方角のほかに距離もわずかに違っていた。
- 規制委の事務局となる規制庁の森本英香次長は、「緊張感を持った取り組みができなかった。関心が高く、自治体が防災計画の参考にする資料。ミスをお詫びしたい」と謝罪した。同庁は、各自治体に誤りを連絡し、謝罪を開始した。
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