日本人死者3人に [毎日新聞]
- 中国河北省張家口市郊外の万里の長城で登山ツアーに参加した日本人4人と中国人添乗員1人が遭難した事故で、北京の日本大使館は、日本人3人の死亡を確認した。亡くなったのは、小川陽子さん(62)、渡辺邦子さん(68)、柳井俊一郎さん(76)。渡辺美世施さん(59)と中国人添乗員・明平銘さん(25)は救助され、軽い凍傷はあるが徐々に回復しているという。
- 4人は「世界遺産 万里の長城 グレートウォール・100キロトレッキング」という、初開催のツアーに参加し、遭難した。添乗員と共に民宿に泊まりながら、7日間で100キロ余りを歩く計画だった。ツアーを企画したアミューズトラベルは、直接の現地視察を行っていなかったことが判明した。
- 日本旅行業協会などが作成したツアー登山運行マニュアルには、「自社社員または地元ガイドによる事前調査」を求める指針がある。しかしアミューズ社は、下見を現地の旅行会社に依頼。ガイドについての正確な情報も把握していなかった。観光庁は、旅行業法に基づき、同社を立ち入り検査する。
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