過激派対策費水増し [東京新聞]
- 法務省公安調査庁でも、東日本大震災の復興予算の不適切使用問題が明らかになった。2011年度第3次補正予算に2800万円を計上し、過激派対策の車両を購入していた。
- 公安調査庁が復興予算を使った事業内容は、以下の通り。▽事業名=被災地等における治安確保のための調査基盤強化、▽規模=2011年度第3次補正予算(復興予算)に2800万円、▽内容=調査活動用の乗用車14台を購入、▽配備先=東北1台、首都圏13台―。
- 公安庁は、「被災地の治安維持」が目的とするが、14台のうち1台のみが東北地方に配備される(仙台市の東北公安調査局)。例年、調査用車両は一般会計で購入しており、復興予算の活用は水増しともいえる。公安庁は、「被災地で過激派が勢力拡大を図ろうとする動きを活発化していた。車両購入で調査能力の向上を図る必要があった」と釈明する。
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