民主、解散巡り攻防 [朝日新聞]
- 野田首相は、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉に参加する意向を固めた。自民党が慎重なTPPに意欲を示すことで、自公の意向とは別に、解散の主導権を握る意図もある。民主党内では、複数の閣僚がTPP交渉参加を支持する一方、慎重派が離党を探る動きも出始めている。
- 岡田副総理、枝野経産相、前原国家戦略相は、早期のTPPの交渉参加表明を主張し、衆院選での争点化を求めている。9日に都内で開催された日米財界人会議では、TPP交渉参加を強く支持することを盛り込んだ共同声明を採択した。
- しかし、首相がTPP交渉参加を表明すれば、民主党内の慎重派を刺激することになる。その急先鋒である山田正彦・元農水相ら「TPPを慎重に考える会」のメンバー約10人が会合を開催。15日に超党派議員による国民集会を開き、首相の参加表明に反対することで一致した。民主党は、一気に分裂含みの様相となった。
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