電子債権の利用急増 [日経新聞]
- 企業間の電子債権の利用が急拡大している。企業間の決済で、手形や売掛債権に代わるペーパレス対応となる。採用企業は約5万社、債権残高は1兆円に達し、ともに1年前の2倍強となった。
- 電子債権は、手形の発行や管理の費用や手間を減らし、資金繰りを楽にする。約100社との決済で導入したホームセンターのコメリは、「(紙でないので)印紙税を節約できる」と語る。
- 全国銀行協会の電子債権記録機関「でんさいネット」も来年3月末までに稼働開始できる見通しだ。でんさいネットは、全国1300の金融機関を通して電子債権の発生や譲渡などのデータを一元的に管理する。地方の企業の利便性も高まり、電子債権が一気に普及する可能性がある。
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