車向け炭素繊維量産 [日経新聞]
- 帝人は炭素繊維を世界で初めて自動車向けに量産する。米国に300億円投資し、2015年までに生産能力を4割拡大する。米GMが量産車種に採用する計画で、帝人はGMと主要取引企業として契約を結ぶ。
- 炭素繊維は、鉄と比べて強度で10倍、重さも大幅に軽い。米ボーイング「787」に東レ製の炭素繊維が採用され注目されたが、中長期的には、最大の需要は自動車産業となると予測される。
- 車体を軽くできる炭素繊維は、日欧企業も採用を検討中だが、本格導入はGMが初めてとなる。主要素材の座を巡り、鉄鋼と化学大手の競争が加速しそうだ。炭素繊維は、帝人、東レ、光微レイヨンの3社で世界シェアの6割を占める。
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