政治活動、制限を緩和 [毎日新聞]
- 最高裁第2小法廷は7日、2件の国家公務員法違反事件の上告審判決を棄却した。国家公務員が休日に政党機関誌を戸別配布したことが刑事罰に問えるかが争われ、2審で無罪と有罪の判断が分かれていた。
- 判決は「職務遂行の政治的中立性を実質的に損なわない場合、制限の対象外」と判断した。検察側上告の旧社保庁職員については、2審の無罪が確定する。被告が上告した元厚生労働省課長補佐は、罰金10万円が確定する。
- 政治的行為の制限を巡る最高裁の無罪判断は初めて。「政治的中立性を損なう恐れが観念的なものにとどまらず現実的に認められるものを指す」と初めて定義した。
コメント 0