台湾大手、邦銀買収へ [日経新聞]
- 台湾の中国信託商業銀行が、東京スター銀行の買収向け交渉を進めている。ほぼすべての株式を約500億円で買い取る。外銀による邦銀の買収は初めてのケースとなる。
- 東京スター銀行は、東京相和銀行が前身の第二地銀。2001年に米投資ファンドのローンスターの傘下に入った。新生銀行などの債権者が事実上の株主となった。中国信託商業銀行は、台湾の大手銀行。預金量は台湾の民間銀行では最大規模。2008年の金融危機以後、みずほコーポレート銀行による米メリルリンチ出資、三井住友銀行におる英バークレイズ出資、三菱UFJ銀行による米モルガンスタンレー出資など、海外金融機関のM&Aが目立っていた。今後は、海外勢による国内金融機関の買収などにより、国内再編が進む可能性がある。
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