原発10基超、防火に不備 [毎日新聞]
- 原子力規制庁と経済産業省の関係者によると、全国にある原発10数基で、火災対策上の不備が指摘されている。可燃性のケーブルを使用していたり、安全上重要な機器が近接し、延焼の恐れがある。
- 可燃性ケーブルを使用する原発は、以下の通り。▽東京電力=「福島第1原発5号機」、▽関西電力=「美浜原発1号機、2号機、3号機」「高浜原発1号機、2号機」「大飯原発1号機、2号機」、▽中国電力=「島根原発1号機」、▽四国電力=「伊方原発1号機」、▽九州電力=「玄海原発1号機」、▽日本原電=「敦賀原発1号機」「東海第2原発」―。
- ケーブルは1基当たり1000~2000キロあり、安全上重要なものだけで数100キロある。ケーブル交換や設備改修には時間がかかるため、経産省では数年単位で再稼働が遅れることを想定している。また高コストを回収できず、廃炉に追い込まれるケースも想定している。
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