石綿基準超え17ヵ所 [毎日新聞]
- 東日本大震災で被害を受けた建物の解体工事で、世界保健機構(WHO)の安全基準を超すアスベスト(石綿)が、昨年末までに17ヵ所確認されていた。環境省と厚生労働省への取材で判明。
- WHO基準を超すアスベスト飛散が確認された県別の現場数は、以下の通り。▽宮城県=9ヵ所、▽福島県=3ヵ所、▽茨城県=3ヵ所、▽栃木県=2ヵ所―。
- 被災地で基準超えが相次ぐ理由として、解体現場が膨大な数に上ること、アスベスト除去技術を持つ業者が少ないこと、行政の対応が追い付いていないことがある。専門家は、「対策が急務だ」と指摘する。
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