ベント前、10キロ圏拡散 [毎日新聞]
① 【独自取材】 「ベント前、10キロ圏拡散」
- 東京電力福島第1原発事故で、2011年3月12日に1号機格納器の水蒸気のベント(外部放出)を始める約5時間前から、放射性物質が約10キロ圏に拡散していたことがわかった。放射能モニタリングポストの観測データによる。
- 福島県は、モニタリングポストを25基設置していた。5基は津波で流され、20基は電源喪失でデータ送信ができなかった。県は蓄積データを解析し、県のHPに結果を掲載していたが、ベント前に放射性物質が拡散していたことは、周知されていなかった。国会と政府の事故調も把握していなかった。
- 放射線量が通常の720倍に達した地点もあった。住民が避難する前に、高線量にさらされていた実態が初めて数値で裏づけられた。
② 【政府広報】 「日露容認できる案模索」
自民党の森喜朗元首相は21日、ロシアのプーチン大統領と会談。プーチン氏は北方領土問題の「引き分け」発言について、「勝ち負けなしの解決だ。双方が受け入れ可能な解決策のことだ」と説明した。平和条約締結の前提となる領土問題の解決に意欲を示した。新聞1面トップ 2013年2月22日【解説】タテ社会からヨコ社会へ
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