原発関連死789人 [東京新聞]
① 【独自取材】 「原発関連死789人」
- 東京新聞は、東京電力福島第1原発事故に伴う避難やストレスによる体調悪化などで死亡したケースを「原発関連死」と定義し取材したところ、少なくとも789人に上ることが判明した。震災関連死の認定数は、被災3県の中で福島が突出している。影響が長期化しているのも福島だ。原発事故は、収束していない。
② 【連続企画】 「田畑と犬奪われ、逝った父 ~放射能がなかったら(1)」
- 福島県いわき市の仮設住宅に避難している大和田晴美さんの父は、お笑い芸人のようにひょうきんだった。愛犬2匹のうち1匹は置き去りにした。高齢で弱った2匹目も、一時帰宅の時に庭に離した。父は除染の仕事に就いた。田畑を耕す震災前の生活とはまるで違った。銀行の窓口で心臓破裂となり亡くなった。「田畑も愛犬もみんな捨てさせられ、どんなつらい思いで死んでいったか。責任ある人には頭を下げてほしい」。昨夏、震災関連死と認められたが、東電関係者が弔問に訪れることはない。
コメント 0