あれから少し強くなりました。亡くなった母への思いと、多くの支えがあったから。 [東京新聞]
【記事要約】 ① 【独自取材】 「あれから少し強くなりました。亡くなった母への思いと、多くの支えがあったから。」
- 政府主催の東日本大震災追悼式で、岩手県の遺族代表の県立宮古商業高校3年の山根りんさん(18)は、津波で母ゆかりさん(当時42)を亡くした。今は父親と2人暮らしだが、4月からは埼玉県内の大学に進学する。震災で海外からの支援を体験した山根さんは、将来は国際関係の仕事に就きたいと考えている。
② 【独自取材】 「『原発事故は人災』」
- 福島県の住民や避難者ら1650人が、東京電力福島第1原発事故で平穏な生活を奪われたとして、国と東電を相手に計約53億6千万円の損害賠賠償や原状回復を求めて4つの地裁・地裁支部に集団提訴した。原告団は、「原告らが求めているのは、もとの美しい福島を返せという住民の叫びそのものだ」と強調した。
③ 【連続企画】 「避難ストレス、壊れる夫婦 ~放射能がなかったら(2)」
- 放射能への危機感の違いから夫婦の間に亀裂が生じ、幼子を抱えた母親が孤立する。福島県の菅波香織弁護士のもとに寄せられる離婚相談は、最近4~5割増えている。除染は進まず、避難家族が帰還するめどが立たない。夫婦関係が継続している家族も、二重生活の経済負担が重くのしかかる。
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