決算公表前の情報入手 [日経新聞]
① 【独自取材】 「決算公表前の情報入手」
- 上場会社20社余りの重要情報が、公表直前にインターネット上で投資家らに閲覧されていた。投資家らは、公表に備え自社ホームページの管理サーバーに保存された重要情報にアクセスし、公表前後の株式売買で数百万円の利益を得たケースもあった。企業側の情報管理の徹底が急務となっている。
② 【政府広報】 「準正社員、採用しやすく」
- 政府は、6月にまとめる成長戦略の柱として、職種や勤務地を限定した「準社員」の雇用ルールを作成する。賃金を抑制し、事業所閉鎖時に解雇しやすくする。準社員は、正社員の賃金水準の8~9割。無期雇用で社会保険にも加入できるため、パートや派遣などの非正規雇用より生活が安定する。
③ 【連続企画】 「日本の将来創る原資に ~年金消失、AIJの教訓(下)」
- 厚年基金の役員の多くは母体企業の経営者が掛け持ちで務め、基金は運用報告を聞くだけ。そんな基金運営の隙をAIJは巧みに突いた。10年後に厚年基金制度が実質廃止されるまでの過渡期に、規模のメリットを追求し、運用のプロを雇う一括運用の構想も浮上している。年金資金を上手に運用すれば、日本経済の将来を創る原資となる。
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