衆院選、初の無効判決 [讀賣新聞]
① 【司法広報】 「衆院選、初の無効判決」
- 広島高裁は25日、昨年12月の衆院選について広島1区、2区の選挙無効(やり直し)を求めた訴訟で、両区の選挙を「違憲で無効」とする判決を言い渡した。無効判決の効力は、今年11月27日に生じるとする。国政選挙を無効とする判決は戦後初めて。広島県選管は上告する見通し。
② 【連続企画】 「原発穴埋め、年3兆円 ~NIPPON甦れ」
- 大震災前に日本の電源の約30%を担っていた原発。現在は火力がこの穴を埋めているため、年間約3兆円多く原油・天然ガスの調達費が発生している。モノづくりや農業の国際競争力の強化では補えないレベルの貿易収支赤字となっている。原発の維持や廃炉のために、技術と人材は放棄できない。
③ 【解説記事】 「『違憲審査権の軽視』に怒り」
- 広島高裁が「選挙無効」のカードを切った背景には、司法の怒りがある。国会は、「違憲状態」とした最高裁の判決の選挙区割りのまま衆院選を行った。最高裁判決で格差是正が「喫緊の課題」となったのに、定数削減を巡って紛糾した国会を「もはや憲法上許されない」と痛烈に批判した。
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