銀行の出資規制緩和 [日経新聞]
- 金融庁は、銀行による事業会社への出資規制を緩和する方針だ。今秋の金融審議会(首相の諮問機関)で規制緩和の議論を始める。
- 銀行法を改正し、5%としてきた出資比率の上限を10~20%程度に引き上げる案が出ている。いわゆる「5%ルール」は、戦後解体された財閥が再び形成さらないよう牽制する目的で定められたが、改正によって、創業間もないベンチャー企業や経営再建中の企業の株式を銀行がより多く持てるようになる。金融庁は、「5%ルール」の見直しに伴う影響度も慎重に点検する。
- 主に地域金融機関を念頭に、銀行の株式保有を抑えてきた金融行政の原則を転換し、企業再生を後押しする。来年の通常国会に銀行法の改正案を提出し、2014年までに実施することを目指す。
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