福島に腰据えぬ保安院 [東京新聞]
- 東京電力福島第1原発の事故後、経産省原子力安全・保安院が福島県内に派遣した294人の職員のうち、1年以上の長期出張が5人、半年以上が4人いた。東京新聞の取材で判明した。
- 出張は1回当り1週間から1ヵ月ほどで、出張期間が終わるといったん東京に戻って休み、数日後に福島に戻るパターンを繰り返す例が多く、実態としては現地勤務とほぼ同じだ。
- 現地に済まない臨時の形では、現地の信頼は得にくい。1日に福島市で開かれた原発比率に関する政府の意見聴取会では、「霞が関の人たちや政治家こそ、福島に住んでともの考えて欲しい」と何人もの県民が訴えた。福島第1原発の廃炉までは30年以上かかると言われており、職員からも腰掛けと受け取られる状況が続くことに疑問の声が出ている。
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