セブン&アイ大型店加速 [日経新聞]
- セブン&アイ・ホールディングスがショッピングセンター(SC)の出店を加速する。スーパーのイトーヨーカ堂を核テナントに50以上の専門店を組み合わせた商業施設「アリオ」を、首都圏を中心に開く。現在の13店を2015年までに20店強に増やす。スーパー事業が頭打ちとなる中、SCのアリオ部門は増収増益が続き、収益の柱に育っている。
- 飲食やサービスなど多彩な店舗が入るSCは、幅広い消費者を集客でき、外部テナントからの安定収入もあるが、2007年の大型店の出店規制強化以降、出店は低水準だった。だが、製造業の工場閉鎖なえどで出店余地が広がり、自治体が制度の運用を緩めて誘致する事例も目立つ。
- 国内最多の120のSCをもつイオンは、ここ数年2~4店にとどまっていた出店ペースを大幅に引き上げる。各社は、今後の規制緩和と消費増税後の競争激化をにらみ、好立地で収益性の高いSCの開発を急いでおり、有望な出店候補地の争奪戦が過熱しそうだ。
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