南欧国債、買い支え [日経新聞]
- 欧州中央銀行(ECB)は、南欧国債の買い入れで大筋合意した。危機対応策の「切り札」となるもので、スペインなど南欧の信用不安を払拭するのが狙い。償還期限が1~3年の国債を無制限に購入する枠組みとなる。
- スペインやイタリアの国債は債務危機の深刻化で売られ、一時は10年債利回りが7%前後の「危険水域」まで上がった。これを踏まえ、ドラギ総裁は8月に、南欧国債の購入を検討する考えを表明。ECBの理事会判断が注目されていた。
- ドラギ総裁は、「ユーロを防衛するため、あらゆる措置を取る」と強調した。南欧国債の利回りが大幅に上昇する事態が続けば、信用不安から景気が悪化する恐れがあった。ただ、南欧国債の買い入れは決まったが、実行時期は不透明だ。
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