伊藤忠、米ドールの事業買収 [日経新聞]
- 伊藤忠商事は米ドール・フード・カンパニーが世界中で展開する缶詰・果汁飲料事業を買収する方針を固めた。アジアの青果物の生産・販売事業も取得する方針。今月末までの合意をめざし、2012年度中の買収を完了したい。買収額は17億ドル(約1320億円)とみられる。
- アジアでは青果物の需要が年率7%で増加するとする予測があり、中間層の人口が増えれば、ドールが扱う高級果物や果汁飲料など嗜好性が高い食品の需要も増大すると期待される。伊藤忠が扱う国産の青果物にドールブランドを付け、世界で販売する考えもあり、日本の農業生産者が海外販路を獲得する道筋にもなりそうだ。
- 伊藤忠としては、1998年にファミリーマートに約1350億円を出資したケースに続く大型投資となる。食糧関係では、丸紅が 米穀物第3位のガビロンを36億円で買収することを決めている。
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