厚生年金基金廃止へ [毎日新聞]
- 厚生労働省は27日、「厚生年金基金」制度を将来的に廃止する方針を固めた。来年の通常国会への厚生年金法改正案の提出を目指す。
- 厚生年金基金は、企業年金の一種で、本来は国に納める公的年金(厚生年金)の保険料も一部を国に代わって徴収し、独自に運用する「代行」をしている。しかし、資金運用環境の悪化により、厚生年金部分の給付に必要な資金を賄えない「代行割れ」の基金が286に上っている。
- 厚生年金部分の不足を、基金の母体企業が補填できず赤字が拡大すると、厚生年金財政の痛みが激しくなる。このため厚労省は、不足分を厚生年金の資金で穴埋めした上で、厚生年金基金制度を廃止することにした。
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