ネット殺人予告、遠隔操作 [毎日新聞]
- 大阪市のホームページに無差別殺人予告を書き込んだとして逮捕されたアニメ演出家のパソコンが、ウィルスに感染し、第3者に遠隔操作されていた疑いが強いことが判明した。演出家は事件に無関係だった可能性が高まり、大阪地検は勾留取り消しを請求し釈放した。
- ウィルス感染の構図は以下の通り。①第3者が演出家と津市の男性のPCにウィルスを送りつける、②感染したPCを遠隔操作し、大阪市役所のHPと、インターネット掲示板に書き込みをする、③送信後にウィルスを削除する―。演出家が感染したウィルスは、キーボードの入力状況も外部から監視できるようになっていた。
- 大阪地検幹部は、「第3者が書き込みをしたことの確認、解析には時間がかかる。起訴を取り消すかどうかすぐには結論を出せないだろう」と語る。警視庁は、都道府県警にサイバー捜査では成り済ましに十分注意するよう指示した。
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