世界経済『成長が減速』 [讀賣新聞]
- 国際通貨基金(IMF)の諮問機関である国際金融委員会(IMFC)は13日、共同声明を採択した。前回4月の「世界経済は徐々に回復している」との景気認識から、「大幅な不確実性と下方リスクが残っている」へと表現を改め、世界経済が減速していることに強い危機感を打ち出した。
- 先進国に対して、「可能な限り成長と親和的な財政政策を採るべきだ」と強調。各国の行き過ぎた緊縮財政が景気の足を引っ張り、金融不安を広げるといった「負の連鎖」を断ち切るために「断固として行動する必要がある」と述べ、構造改革や経済成長へ向けた取り組みを急ぐよう求めた。
- 日本に対しては、「今年度予算の財源確保と中期的な財政健全化のさらなる進展が必要」と指摘。特例公債法案の早期成立を促す国際的な「圧力」となった。
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