結婚理由、賠償打ち切り [毎日新聞]
- 東京電力は、福島第1原発事故の賠償を巡り、避難生活中に結婚した複数の女性への支給を打ち切っていた。避難指示を受けた「精神的損害」に対する賠償に関するもので、「結婚で生活基盤が整った」ことを理由とする。
- 文部科学省の審議会が賠償範囲を定めた中間指針に、結婚の規定はない。文科省の原子力損害賠償対策室は、「長期的避難の精神的苦痛は結婚でなくならない」とする。賠償状況を監督する経済産業省資源エネルギー庁も、「結婚で打ち切りはおかしい」と批判する。
- 東電広報部は、結婚を理由に複数の賠償の打ち切りがあったことを認め、「個別案件は答えられない。判断基準はケース・バイ・ケースだ」と述べる。文科省と資源エネルギー庁は、実態把握の検討を始めた。
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