パナソニック7650億円赤字 [朝日新聞]
- パナソニックは31日、2013年3月期の純損益の業績予想を発表した。7月時点で見込んでいた黒字500億円から、赤字7650億円に下方修正した。2012年3月期も7721億円の赤字で、2期連続の7千億円超の赤字という国内大手企業としては異例の業績となる。
- 赤字7650億円の内訳は、以下の通り。①2009年に買収した三洋電気資産価値の見直し(太陽電池やリチウムイオン電池の国際市況の悪化)に伴う減損処理=2378億円、②含み損を抱える他事業の処理費用=1177億円、③これら事業の黒字を前提に計上していた「繰り延べ税金資産」の取り崩し=4125億円―。
- 同社は、前年度の赤字を受け希望退職募集や生産拠点集約などを進めている。減損処理は、現金の支出を伴わないため、大規模な追加リストラには踏み込まないが、年間配当は63年ぶりの無配とする。海外工場を閉鎖し、役員・管理職の報酬カット幅を拡大する。
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