争点づくり懸命 ~2012衆院選 [毎日新聞]
- 衆院選に向け、14政党が争点づくりに懸命になっている。自民党は、安倍氏の最大の売りである強い保守色を打ち出す。だが党内には無党派層の離反を懸念し、「強調しすぎれば懐の深い自民党のイメージを損ないかねない」(幹部)とする声もある。
- 一方、民主党は「脱原発」や「中道路線」で自民党に対抗する。野田首相や他の幹部も、一斉に自民党の「右傾化」を批判し、無党派やリベラル層の取り込みを図っている。さらに、野田首相と安倍総裁の「党首力」対決に持ち込みたい考えだ。
- 日本維新の会は、「第3極」結集を急ぐあまり、政策が曖昧になっている。既成政党との「違い」の具体化に苦しんでいる。みんなの党の渡辺代表は、維新の基本政策に「改革」という言葉が出てこないことを指摘し、「橋下さんは戦う改革勢力の原点に立ち戻ってもらいたい」と語る。
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